こんにちは、とうまです。
ブログ投稿復活。第一回は、定番の「三々定石」について解説したいと思います。
AI定石の代表例「三々定石」
囲碁界にAIが革命を起こしてから約9年の月日が経ちました(アルファ碁誕生が2015年)
今ではプロでも、AIから新たな新手・新定石を学ぶ時代になっています。
その中でもAI定石の代表的な定石が「三々定石」
今では当たり前になっていますが、当時は衝撃的な発想でした。
今回はその三々定石について解説。。。
したいのですが、一から三々定石の変化を解説していくんのは流石に骨が折れそうです(笑)
もちろん全くわからない方もいるとは思うので、いつかはブログで取り扱いたいテーマですが、今回は割愛したいと思います。
一応YouTubeではありますが、こちらの方で諸々解説してるので、詳しく知りたい方は視聴してくれると幸いです。
今回のテーマ「三々入りのタイミング」
では今回は何を解説するかと、「三々入りのタイミング」について解説します。
「三々定石については理解できたけど、実戦で使いこなせない」
「せっかく覚えたのに、いつ三々に入れば良いのかわからない」
そういう方も多いと思います。定石は覚えてから、実戦で使いこなすのまでがセットです。
もちろん僕自身も完璧にマスターした訳ではないですが、僕が三々入りする時に一番意識しているポイントは、
「周囲に相手の石があるか?」
これだけです。
何もない状態の三々定石は、ほぼ互角
まず三々定石の特徴として「ダイレクト三々は、ほぼ互角」な点が挙げられます。
例えば下の図。
5手目で黒△とダイレクト三々を打った場合、基本的にはどんな定石を選んでも、両者定石を間違えなければ悪くなることはありません。
もちろん定石の途中でも、色々な駆け引きがあるので一概に互角とは言えませんが、
相当手堅く妥協したところで、「人間から見ればほぼ互角」なのは間違いないでしょう。
これをしっかり理解しておくことが重要です。
三々定石が完成した時の周囲の配置を考えよう
ここでポイントになってくるのは、流れの中での三々入りです。
例えばこの局面。白Aと三々に入るのは良いのか?
僕自身の判断では「悪くないタイミング」だと思います。
黒が無難に上辺に厚みを築いた場合、白はAやBなどの打ち込みがあります。
この打ち込みを同時に防ぐのは難しく、これはどんなに右上の厚みを強くしても無駄です。
黒は上辺の模様を完璧な地にするのに大変苦労すると思います
逆から押さえて右辺に厚みを築くのも、黒△の位置が近すぎて微妙です。
これで黒Aとか選んでしまった日には、さらに黒△の位置が最悪になってしまいます。
この配置で下から黒2と押さえるのは、余程上手く打たないと厳しいでしょう。
結論
周囲に何もない状況で三々に入るのが互角なので、相手の石が近くにある場合は何かしら損に働く場合が多いです。
出来上がりの状態で、相手の石が良い配置になっていれば別ですが、逆にそれを避ける様に打てば悪くなりません。(そこら辺の判断は経験が必要かも)
最初のうちは「周囲に石があれば三々入りをする」と考えておけば良いです。
もちろん今紹介したのはあくまで一例であって、例外もあると思います。
ただこれくらいシンプルの方が、級位者や有段者の方にとってはうまく使いこなせると思うので、
是非実践で使ってみてください。
「じゃあ仮に自分の石が近くにあった場合はどうなのか?」
この疑問を持てた方は素晴らしいですね。
これはついては次回紹介予定なので、楽しみにしてください。
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